新橋駅直結のビル1Fに立地。
店名を配した外看板が特徴的。
黄色背景に黒文字という配色からは、ラーメン二郎を意識したものではないかと感じてしまう。
色々と“狙ってやった感”が感じられる店である。
券売機で注文。
名物とろろ肉そば。
980円。
同じ価格でサイズを選択できる。
名物とろろ肉そば。
980円。
同じ価格でサイズを選択できる。
茹で上がり麺量の表記あり。
小300g
中370g
大520g
親切ではあるのだが、こうした記載はなんともイメージしづらい。
中と大で一気に分量がジャンプしているのも少し恐い。
客層を見ても全員が男性、メニューを見る限りデカ盛り系の店であることは明白。
初めてということもあり、ここは無難に「中」を選択した。
カウンター数席と、テーブル席が2セットのこじんまりした店内。
夜9時過ぎの訪問だが満席という混み具合。
あ
着席したカウンター卓上に卵が2段組でずらりと並んでおり面食らった。
初めてということで少し戸惑ったが、正面の壁の手書きの貼り紙に作法が丁寧に書かれている。
どうやら卓上の生卵は自由に使っていいようだ。
他にも特製そば湯が用意されており、別卓にセットされていることがわかった。
そもそも、そば湯に特製という表現が正しいのか理解に苦しむが、こうした書き方にも店主の工夫が感じられる。
着席から10分弱で目の前のトレーに2つの丼がセットされ提供。
タイミングが悪かったのか、思ったより時間がかかった印象。
丼のひとつは蕎麦。
大盛りの刻み海苔と肉に隠れて蕎麦が見えないという魅力的なルックス。
もうひとつはめんつゆ。
めんつゆにとろろが浮かび、その上にはデフォルトで七味唐辛子が少量乗っている。
蕎麦に箸を入れると、思ったより肉の量は多くないことがわかった。
蕎麦をたっぷりつゆに浸して一口。
これは美味い。
とろろが麺によく絡み、店名にもあるラー油がほのかに感じられ、少しピリ辛。
さっぱりしているのでどんどん食べ進められてしまう。
あっという間に8割方食べてしまったが、ここで卓上の生卵をつゆに投入。
これまた蕎麦によく絡むまろやかな味変で美味しい。
中サイズ370gはあっという間に食べ切ってしまった。
大サイズにすれば良かったと心底後悔。
しかしながら最後のお楽しみが残っている。
特製そば湯だ。
特製そば湯は座席と別卓に出向いてのセルフサービス。
ポットではなく、ファミレスのスープバーのようにお玉で丼に投入するスタイルだ。
残りつゆと同量で割るのがオススメとのことでそれに従う。
また、セットで置いてある魚粉もオススメとのことなのでひと振り。
これは期待できそうだ。
席に戻って口にするが、やや薄い。
生卵を後半投入したこともあり規定より薄味にしてしまったのだ。
どうしたものかと思ったが、貼り紙に卓上の天かすを入れるのもオススメとあったので試してみる。
これがどうして非常に合うのだ。
貼り紙には少量と書かれていたが、天かすはやや多めにしても良さそうだ。
微妙にサクサク感の残る食感も良く、一気に飲み干してしまった。
店を出た時にはスープのおかげで程よい満腹感。
次回は大サイズ、またはトッピングの天ぷらを追加しても良いかもしれない。
食べログ点数以上に満足感のある店であった。
再訪アリ。