夜9時過ぎの訪問。
店外のバリ男と書かれた大きな看板が目を惹く。
閉店時間が迫っているが、半分くらいの席が埋まっている。
店の入口であるサッシ窓は全開放。
この日は夜でもまだまだ暑さが残っていたため、熱々ラーメンを食べるには悪条件だ。
店内には豚骨ラーメン店特有の豚骨臭さが漂っているので、これを外へ出すためだろうか。
味玉らーめん。
880円を注文。
トッピングのコールはなし。
提供されたルックスは紛れもなく二郎系。
丼はやや小振りに見えるが、その分スープは溢れんばかりに縁のギリギリまで注がれている。
さらにその上には山盛りの野菜が盛られており、天地返しすら許されない。
そっと丼の端から麺をすくい、口へと運ぶ。
店名からなんとなく想像はしていたが、その名の通り固茹での麺だ。
中太平打ち麺で食感がとても良い。
バリバリと食べ進められる。
博多ラーメンほどではないが、スープは白濁しており、クリーミーな味わい。
二郎感はあまり感じない豚骨スープ。
明確に二郎とは別のスープを目指しているのだろう。
コピーではなくインスパイア系といったところ。
ホームページの記載によれば、久留米ラーメンの手法で、開店当初から継ぎ足しで作られているようだ。
かなりこってりしており、後半は重く感じられた。
チャーシューは厚切りで柔らか。
食べやすいサイズに切られて盛り付けられているため小さめではある。
やや塩辛く感じるほどしっかりと味付けされている。
味玉は半熟で可もなく不可もなし。
こってりしたスープのせいか、後半は食べ飽きてしまった。
特製唐花なる、自家製唐辛子で味変してみたが解消されず。
麺は悪くないのだが、個人的にスープが好みではない。
食べログの点数は高いので好みによる部分だろう。
再訪ナシ。